“五月蝿”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
うるさ87.5%
うるさい12.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして「もしこんなことが本当に、あなたを困らすのなら、ヒルトン、私たちは旅に——出れば、こんな五月蝿うるさいことは避けられるではないの」と云う風に云うのでした。
私は五月蝿うるさく思い乍らも何うすることも出来ませんので黙って絵筆ふでばかりを動かしている中に、どうやら斯うやら其風景画は完全すっかり出来上って了いました。
温室の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
女中のお鈴を始め、みんなもう帰ってくる筈はないといいますし、ゴローはいい旦那を持てと五月蝿うるさくいい寄ってきます。
お蝶夫人 (新字新仮名) / 三浦環(著)
與吉よきちれで毎朝まいあさおつぎから五月蝿うるさがられてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
とは云えれさえあの夜以来——外務大臣の夜会の席で、外務大臣の二番目の娘、マリア姫の姿を見て以来からは、一通りの愛さえも消えてしまって、濃厚な彼女の心尽しをさえ、五月蝿うるさいことに思うようになった。
西班牙の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
村井は五月蝿うるさいと云ひげに眉をひそめしが「そりや、其のあれだ、手短に言へば皆ンなで働いて皆ンなでつかふのだ、誰の物、彼の物なんて、そんな差別は立てないのだ——」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
——篠田も最早もはや教会を除名した上は、風評うはさも自然立ち消えになるであらうが、兎角とかく世間は五月蝿うるさいものだから、一層気を付けて——ナ其れに其の新聞にもある通り」と剛造ほ梅子の机上にヒロげられたる赤新聞を一瞥いちべつしつ「篠田の奴
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)