“うるさい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
五月蠅84.6%
五月蝿7.7%
蒼蠅7.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男教員の述懐、女教員の蔭口、其他時間割と月給とに関する五月蠅うるさいほどのねたみと争ひとは、是処こゝに居て手に取るやうに解るのである。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
「それに親方も源公もいずれ江戸の地にはいるんだからな、あんまり暢気のんきに出歩いていて目付けられると五月蠅うるさいぜ。何しろ源公ときたひにゃア、未だにお前に夢中なんだからな」
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
村井は五月蝿うるさいと云ひげに眉をひそめしが「そりや、其のあれだ、手短に言へば皆ンなで働いて皆ンなでつかふのだ、誰の物、彼の物なんて、そんな差別は立てないのだ——」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
——篠田も最早もはや教会を除名した上は、風評うはさも自然立ち消えになるであらうが、兎角とかく世間は五月蝿うるさいものだから、一層気を付けて——ナ其れに其の新聞にもある通り」と剛造ほ梅子の机上にヒロげられたる赤新聞を一瞥いちべつしつ「篠田の奴
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
蒼蠅うるさいよ、などという母ではない。何処迄も相手になって、其意味を説明して呉れて、もうおそいから黙っておと優しく言って、又彼方あちら向いて了った。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)