“さばへ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:サバヘ
語句割合
蒼蠅77.8%
五月蠅11.1%
狹蠅11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただに射す夕日や牛の横臥してまぶた蒼蠅さばへしばたたきつつ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
「年長く病みし渡れば、月かさね憂ひさまよひ、ことごとは死ななと思へど、五月蠅さばへなす騒ぐ児等を、うつててはしには知らず、見つつあれば心は燃えぬ」
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
その泣くさまは、青山は枯山なす泣き枯らし河海うみかはことごとに泣きしき。ここを以ちてあらぶる神の音なひ二二狹蠅さばへなす皆滿ち、萬の物のわざはひ悉におこりき。