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不通
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ふつう
ふりがな文庫
“
不通
(
ふつう
)” の例文
○
婚姻
(
こんいん
)
は秋山十五ヶ村をかぎりとして他所にもとめず。
婦人
(
ふじん
)
他所にて男をもてば
親族
(
しんぞく
)
不通
(
ふつう
)
して
再
(
ふたゝ
)
び
面会
(
めんくわい
)
せざるを、むかしよりの
習
(
ならは
)
せとす。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
遺恨
(
ゐこん
)
に思ひ音信
不通
(
ふつう
)
に仕つり其上に昌次郎夫婦を
豫
(
かね
)
て
狙
(
ねら
)
ひ候と相見え柏原と申す所へ
夫婦
(
ふうふ
)
罷越
(
まかりこし
)
候跡より付行日
暮
(
ぐれ
)
をはかり兩人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
目
(
め
)
をつむつて、
耳
(
みゝ
)
を
壓
(
おさ
)
へて、
發車
(
はつしや
)
を
待
(
ま
)
つのが、三
分
(
ぷん
)
、五
分
(
ふん
)
、十
分
(
ぷん
)
十五
分
(
ふん
)
——やゝ三十
分
(
ぷん
)
過
(
す
)
ぎて、やがて、
驛員
(
えきいん
)
に
其
(
そ
)
の
不通
(
ふつう
)
の
通達
(
つうたつ
)
を
聞
(
き
)
いた
時
(
とき
)
は!
雪霊続記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
政吉 (
恋々
(
れんれん
)
として話をしたがる)つかぬことを伺いますが、お前さん、こっちには、何か縁故があっておいでなすったか。ここは江戸とは
不通
(
ふつう
)
同然の山の中だが。
中山七里 二幕五場
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
店子
(
たなこ
)
いわく、
向長屋
(
むこうながや
)
の家主は大量なれども、我が
大家
(
おおや
)
の如きは古今無類の
不通
(
ふつう
)
ものなりと。区長いわく、隣村の
小前
(
こまえ
)
はいずれも従順なれども、我が区内の者はとかくに
心得方
(
こころえかた
)
よろしからず、と。
学者安心論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
▼ もっと見る
九助儀今
更
(
さら
)
未練
(
みれん
)
にも
遺恨
(
ゐこん
)
に存親類中も
不通
(
ふつう
)
に相成
加之
(
そのうへ
)
同人名主役申付られしより
村長
(
むらをさ
)
の
權威
(
けんゐ
)
を
振
(
ふる
)
ひ
私欲
(
しよく
)
押領
(
あふりやう
)
多く小前の者ども
難儀
(
なんぎ
)
仕つるに付村中寄り合ひ又々惣内を
歸役
(
きやく
)
致させんと
内談
(
ないだん
)
いたせし儀を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“不通”の意味
《名詞》
交通や通信ができないこと。また、音信がないこと。
その分野に通じていないこと。
縁を切ること。
(出典:Wiktionary)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
通
常用漢字
小2
部首:⾡
10画
“不”で始まる語句
不可
不思議
不憫
不図
不味
不審
不埒
不幸
不愍
不相変