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不承知
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ふしようち
ふりがな文庫
“
不承知
(
ふしようち
)” の例文
其
(
それ
)
では
魔物
(
まもの
)
が
不承知
(
ふしようち
)
ぢや。
前方
(
さき
)
に
些
(
ちつ
)
とも
無理
(
むり
)
はねえ、
気
(
き
)
に
入
(
い
)
るも
入
(
い
)
らぬもの……
出来
(
でき
)
不出来
(
ふでき
)
は
最初
(
せえしよ
)
から、お
前様
(
めえさま
)
の
魂
(
たましひ
)
にあるでねえか。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
醫者
(
いしや
)
は
例
(
れい
)
の
安田
(
やすだ
)
が
來
(
く
)
るので
斯
(
か
)
う
素人
(
しろうと
)
まかせでは
我
(
わが
)
まゝばかり
募
(
つの
)
つて
宜
(
よ
)
くあるまいと
思
(
おも
)
はれる、
私
(
わし
)
の
病院
(
びやうゐん
)
へ
入
(
い
)
れる
事
(
こと
)
は
不承知
(
ふしようち
)
かと
毎々
(
まい/\
)
聞
(
き
)
かれるのであるが
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
申込候者これ有しに五兵衞
持參金
(
ぢさんきん
)
が
無
(
なく
)
ては
不承知
(
ふしようち
)
なる由を承まはり私しより段々と五兵衞へ申進め終に千太郎を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
貰
(
もらは
)
ねばならず夫に付我等兄弟共へ
咄
(
はな
)
せし所が
持參金
(
ぢさんきん
)
衣類道具等までも損をして離縁状計り取とは餘り
馬鹿氣
(
ばかげ
)
た事とて
不承知
(
ふしようち
)
を申餘り無法の
挨拶
(
あいさつ
)
なりと云に付今日其弟を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
なしけるに
庄
(
しやう
)
三郎は大に
悦
(
よろこ
)
び何かと
厚
(
あつ
)
き思召の
程
(
ほど
)
忝
(
かたじ
)
けなく
承知
(
しようち
)
致
(
いた
)
したりと申しけるにお
常
(
つね
)
は
甚
(
はなは
)
だ
不承知
(
ふしようち
)
の面にて長兵衞に
向
(
むか
)
ひ又七に
世帶
(
せたい
)
を渡せと
仰
(
おほせ
)
らるれども
追々
(
おひ/\
)
渠
(
かれ
)
が
擧動
(
ふるまひ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
承
常用漢字
小6
部首:⼿
8画
知
常用漢字
小2
部首:⽮
8画
“不承”で始まる語句
不承不承
不承
不承無承
不承々々
不承不精
不承無性
不承無精