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不廉
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ふれん
ふりがな文庫
“
不廉
(
ふれん
)” の例文
それは
食料
(
しよくれう
)
と
薪
(
まき
)
との
不廉
(
ふれん
)
な
供給
(
きようきふ
)
を
仰
(
あふ
)
がねばならぬからである。
勘次
(
かんじ
)
はお
品
(
しな
)
の
發病
(
はつびやう
)
から
葬式
(
さうしき
)
までには
彼
(
かれ
)
にしては
過大
(
くわだい
)
な
費用
(
ひよう
)
を
要
(
えう
)
した。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
かの露国はもっとも不安心なる得意者なればその金利のことさらに
不廉
(
ふれん
)
なるももとよりゆえなきにあらず。
将来の日本:04 将来の日本
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
もしこの不況険悪の時勢に於て無用
不廉
(
ふれん
)
の事を起し一時の
名聞
(
みょうもん
)
を求むるものとして一笑に附する人士が在ったならば、それは余りにも心なき人々として吾々は
怨
(
うら
)
まざるを得ない。
梅津只円翁伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
金銭にけちなる釣遊は、却て
不廉
(
ふれん
)
なる釣遊なり。
研堂釣規
(新字旧仮名)
/
石井研堂
(著)
此
(
こ
)
の
頃
(
ごろ
)
では
不廉
(
ふれん
)
な
酒
(
さけ
)
は
容易
(
ようい
)
に
席上
(
せきじやう
)
へは
運
(
はこ
)
ばれなく
成
(
な
)
つて
居
(
ゐ
)
たので
隨
(
したが
)
つて
他人
(
たにん
)
の
買
(
か
)
つたのでも
皆
(
みな
)
控
(
ひか
)
へ
目
(
め
)
にする
樣
(
やう
)
に
成
(
な
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
「
旦那
(
だんな
)
ぢや、
〆粕
(
しめかす
)
許
(
ばか
)
り
使
(
つか
)
あんだつぺか」おつぎは
自分
(
じぶん
)
の
知
(
し
)
らぬ
不廉
(
ふれん
)
な
肥料
(
ひれう
)
のことに
就
(
つ
)
いて
聞
(
き
)
いた。
勘次
(
かんじ
)
は
氣
(
き
)
がついて
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
廉
常用漢字
中学
部首:⼴
13画
“不”で始まる語句
不可
不思議
不憫
不図
不味
不審
不埒
不幸
不愍
不相変