“防”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふせ81.6%
8.2%
ふせぐ4.1%
ぼう2.0%
まも2.0%
フセ2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(ロ)水源すいげん涵養かんよう。 森林しんりんはかように雨量うりよう調節ちようせつすることが出來できると同時どうじ一方いつぽうでは水源すいげんやしなひとなり、河水かすいれるのをふせぎます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
これもお高祖頭巾を冠り縞縮緬のはでやかな小袖に、上には寒さけに是も綿入羽織を引掛ひっかけて居ります。
葺たる上に算木さんぎといふ物をつくそへ石をおきおもしとし風をふせぐ便たよりとす。これゆゑに雪をほりのくるといへどもつくすことならず、その雪のうへに早春さうしゆんの雪ふりつもりてこほるゆゑ屋根のやぶれをしらず。
臧武仲ぞうぶちゅうは、罪を得て魯を去る時、その領地であったぼうにふみとどまり、自分の後嗣を立てることを魯君に求めたのだ。彼が武力に訴えて国君を強要する意志はなかったといっても、私はそれを
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
静かに休んでゐる時には、それは見えない。胃袋の中にはいつてゐる鞘の中に隠してあるのだ。自分をまもる時には、その鞘から引き出して、その尖を、無遠慮な指に突つ込むのだ。
王師オウシ天命テンメイアリ、ヨロシク外ニフセゲ——とは古来の鉄則かとぞんじまする。——事ただならずとは申せ、三軍はまだ健在ですし、金吾義貞も、前線にまかりおること。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)