“海防”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ハイフォン66.7%
ハイフオン33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
海防ハイフォンの濁つた海の色を境にして、何もも虚空の彼方かなたに消えてゆき、これから、どんな人生が待つてゐるのか、ゆき子には予測出来なかつた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
フランスの船は、海防ハイフォンとか西貢サイゴンとかの、仏領交趾支那の港に寄る。そして、そこからまた、満期になったフランスの下士官どもや兵隊が大勢乗った。
日本脱出記 (新字新仮名) / 大杉栄(著)
たゞ、場所だけは印度支那の海防ハイフオンといふところにとり、今もなほそこにある筈の「石山旅館」を舞台に借りた。
「歳月」前記 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
海防ハイフオン——××ホテル
あの顔あの声 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)