“よめぎみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
新婦100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高島田(たかしまだ)の前髮(まへがみ)に冷(つめた)き刃(やいば)あり、窓(まど)を貫(つらぬ)くは簾(すだれ)なす氷柱(つらゝ)にこそ。カチリと音(おと)して折(を)つて透(す)かしぬ。人(ひと)のもし窺(うかゞ)はば、いと切(せ)めて血(ち)を迸(ほとばし)らす匕首(あひくち)とや驚(おどろ)かん。新婦(よめぎみ)は唇(くちびる)に含(ふく)みて微笑(ほゝゑ)みぬ。
婦人十一題 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
都(みやこ)なる父母(ふぼ)は歸(かへ)り給(たま)ひぬ。舅(しうと)姑(しうとめ)、知(し)らぬ客(きやく)許多(あまた)あり。附添(つきそ)ふ侍女(じぢよ)を羞(はぢ)らひに辭(じ)しつゝ、新婦(よめぎみ)の衣(きぬ)を解(と)くにつれ、浴室(ゆどの)颯(さつ)と白妙(しろたへ)なす、麗(うるは)しき身(み)とともに、山(やま)に、町(まち)に、廂(ひさし)に、積(つも)れる雪(ゆき)の影(かげ)も映(さ)すなり。
婦人十一題 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)