“しんぷ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
親父22.2%
新婦16.7%
新府16.7%
神符16.7%
新附11.1%
新付5.6%
神父5.6%
震怖5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「祖父太政大臣平朝臣清盛公法名浄海、親父しんぷ内大臣左大将重盛公法名浄蓮、三位中将維盛法名浄円、生年二十七、寿永三年三月二十八日、那智の沖にて入水」
まつた未来みらいでもへるのでせうか。』と他愛たあいのないこと新婦しんぷつた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
すでにかの甲州こうしゅう方面では、信長、信忠の指揮下に、大軍甲信国境からながれこんで、ちょうどこの日、武田勝頼かつよりは運命の非を知って、その拠城新府しんぷにみずから火を放ち
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それからその死骸を丸裸体はだかにして肢体を整え、香華こうげさん神符しんぷを焼き、屍鬼しきはらい去った呉青秀は、やがて紙をべ、丹青たんせいを按配しつつ、畢生ひっせいの心血を注いで極彩色の写生を始めた
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
我らと古い歴史を共同に有せざる新附しんぷの諸民族といえども、その由来沿革を調査したならば、我ら共同の祖先のいずれかにおいて、その同族姻戚たりしことを発見しうべきものであると信ずる。
新付しんぷの奥羽の大名等の誰にもせよに任かせて置くことは出来ぬところである。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
そう云う薄暗い堂内に紅毛人こうもうじん神父しんぷが一人、祈祷きとうの頭をれている。年は四十五六であろう。額のせまい、顴骨かんこつの突き出た、頬鬚ほおひげの深い男である。
おしの (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
人々から震怖しんぷされているウードレーの手中にあるのかと考えた時は、私は全く前後不覚に逆上してしまったのでした。