新府しんぷ)” の例文
すなわちここは新羅しんら三郎以来の父祖の地、同じ戦うにも死ぬにも、最後の最後まで、先祖の地でそれをなすべきで、新府しんぷを捨ててはしるのは
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すでにかの甲州こうしゅう方面では、信長、信忠の指揮下に、大軍甲信国境からながれこんで、ちょうどこの日、武田勝頼かつよりは運命の非を知って、その拠城新府しんぷにみずから火を放ち
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ざんねんながら、新府しんぷのおやかたはまたたくまに落城らくじょうです。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)