“おふだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御札45.5%
御符36.4%
御護符9.1%
神符9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宝がないから仏の力をもって金を貸してくれろと云った所が、釋迦しゃかがそれは誠に心懸こゝろがけとうとい事じゃと云って貸したのがすなわちこのお経じゃ、又御札おふだをやるから方々ほう/″\って置いて
其容子を見て居た人は、デカを可愛がる人であったので、デカを連れ込んで、水天宮すいてんぐう御符おふだなど飲ましたが、駄目であった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
今度、出て来てみたら、正太の家には妙なものが掛けてある。何様とかの御護符おふだだげナ。そして、一寸したことにも御幣を
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
このことの有った後は母の神経に益々ますます異常を起し、不動明王を拝むばかりでなく、僕などは名も知らぬ神符おふだを幾枚となく何処どこからかもらって来て、自分の居間の所々しょしょはりつけたものです。
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)