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御札
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おふだ
ふりがな文庫
“
御札
(
おふだ
)” の例文
神様の名のある
御札
(
おふだ
)
を踏んだら
如何
(
どう
)
だろうと
思
(
おもっ
)
て、人の見ぬ処で御札を踏んで見た所が何ともない。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
宝がないから仏の力を
以
(
もっ
)
て金を貸してくれろと云った所が、
釋迦
(
しゃか
)
がそれは誠に
心懸
(
こゝろがけ
)
の
尊
(
とうと
)
い事じゃと云って貸したのが
即
(
すなわ
)
ちこのお経じゃ、又
御札
(
おふだ
)
をやるから
方々
(
ほう/″\
)
へ
貼
(
は
)
って置いて
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
おなじ裏長屋でもお津賀の家は小綺麗に住まっているらしく、軒には
亀戸
(
かめいど
)
の
雷除
(
らいよ
)
けの
御札
(
おふだ
)
が貼ってあった。表の戸は相変らず錠をおろしてあるので、内の様子はわからなかった。
半七捕物帳:17 三河万歳
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「そうさ、
鍛冶町
(
かじちょう
)
を通ったら、娘に
霊厳寺
(
れいがんじ
)
の
御札
(
おふだ
)
を一枚もらってきておくれなさい」
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
母の枕もとの盆の上には、大神宮や
氏神
(
うじがみ
)
の
御札
(
おふだ
)
が、
柴又
(
しばまた
)
の
帝釈
(
たいしゃく
)
の
御影
(
みえい
)
なぞと一しょに、並べ切れないほど並べてある。——母は
上眼
(
うわめ
)
にその盆を見ながら、
喘
(
あえ
)
ぐように切れ切れな返事をした。
お律と子等と
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“御札”の意味
《名詞》
「札」を丁寧に言う語。紙幣。
(出典:Wiktionary)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
札
常用漢字
小4
部首:⽊
5画
“御札”で始まる語句
御札配