親父しんぷ)” の例文
たしかあなたのご親父しんぷは、年限を勤め上げていらっしゃらないばかりか、最近ではまるで勤めにも出ておられなかったようでしたね。
「祖父太政大臣平朝臣清盛公法名浄海、親父しんぷ内大臣左大将重盛公法名浄蓮、三位中将維盛法名浄円、生年二十七、寿永三年三月二十八日、那智の沖にて入水」
「先方御親父しんぷが、府会議員とごわすれば、直接に打附ぶつかって見るも手廻しが早いでごわす。久しく県庁に勤めたで、大なり、小なり議員を扱う手心も承知でごわす。」
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「聞けば貴公のご親父しんぷは、宗家当主の兄君だそうだが?」
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)