“ぼんなう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
煩惱44.4%
煩悩38.9%
凡悩5.6%
煩脳5.6%
煩腦5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
マーキュ いや、序(ついで)に祈(いの)り出(だ)して見(み)よう。……(呪文の口眞似にて)ローミオーよ! 浮氣(うはき)よ! 狂人(きゃうじん)よ! 煩惱(ぼんなう)よ! 戀人(こひびと)よ! 溜息(ためいき)の姿(すがた)にて出現(しゅつげん)めされ。
大日向の本願は、老少善悪のひとを選ばれず、ひたすら信心の心篤(あつ)いものをいとしみ給ふ。煩悩(ぼんなう)熾盛(しせい)の衆生をたすけ給はんが為の御心にてまします。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
彼は玉梓(たまづさ)の悪霊を代表すると共に、仏説の所謂(いはゆる)凡悩(ぼんなう)なるものを代表せり、この凡悩の人間に纏夤(てんいん)するの実象を縮めて、之を伏姫と呼べる清浄無垢の女姫に加へたり。
何(ど)うぢや、それとも、御身達(おみたち)に、煙草(たばこ)の吸殻(すゐがら)を太陽(たいやう)の炎(ほのほ)に変(か)へ、悪魔(あくま)の煩脳(ぼんなう)を焼亡(やきほろ)ぼいて美女(びぢよ)を助(たす)ける工夫(くふう)があるか、すりや格別(かくべつ)ぢや。よもあるまい。有(あ)るか、無(な)からう。……
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
審(つまび)らかに申立よと有りしかば長庵然らば言上(ごんじやう)仕つり候實(じつ)は私し事忠兵衞の妻(つま)富(とみ)と久しく密通(みつつう)致し居候處煩腦(ぼんなう)の犬(いぬ)追(おへ)ども去らず終(つひ)に先月の半頃(なかごろ)忠兵衞に見顯(みあら)はされ面目も無き次第故私しも覺悟を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)