“へうぜう”の漢字の書き方と例文
語句割合
表情100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのSH氏(し)がしばらくすると、立(た)つて彼方(あなた)の卓(たく)の前(まえ)に立(た)つて、和服姿(わふくすがた)の東洋人(とうようじん)らしい憂鬱(ゆううつ)な恥(はじ)らひの表情(へうぜう)で、自作(じさく)の詩(し)を謳(うた)ひだした。皆(みな)が之(こ)れに耳(みゝ)傾(かたむ)けた。
微笑の渦 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
向(むか)ふ側(かわ)ではSH氏(し)の夫人(ふじん)らしい、ちら/\動(うご)く星(ほし)のやうな目(め)の極(きわ)めて凉(すゞ)しい人(ひと)が、無邪気(むじやき)な表情(へうぜう)をしてゐるのが目(め)についた。私(わたくし)の脇(わき)にゐるお転婆(てんば)さんが彼女(かのじよ)を讃(ほ)めてゐた。
微笑の渦 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
多分(たぶん)彼等(かれら)に取(と)つては楽(たの)しい一夜(や)であるべき筈(はず)だつたのであらうが唖(おし)のやうに黙(だま)りこくつた我々(われ/\)の苦(にが)い表情(へうぜう)と無愛相(ぶあいそう)な態度(たいど)とが、如何(いか)に彼等(かれら)を失望(しつぼう)させたかは、想像(そうぞう)に余(あま)りあるものであつた。
微笑の渦 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)