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表情
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へうぜう
ふりがな文庫
“
表情
(
へうぜう
)” の例文
そのSH
氏
(
し
)
がしばらくすると、
立
(
た
)
つて
彼方
(
あなた
)
の
卓
(
たく
)
の
前
(
まえ
)
に
立
(
た
)
つて、
和服姿
(
わふくすがた
)
の
東洋人
(
とうようじん
)
らしい
憂鬱
(
ゆううつ
)
な
恥
(
はじ
)
らひの
表情
(
へうぜう
)
で、
自作
(
じさく
)
の
詩
(
し
)
を
謳
(
うた
)
ひだした。
皆
(
みな
)
が
之
(
こ
)
れに
耳
(
みゝ
)
傾
(
かたむ
)
けた。
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
向
(
むか
)
ふ
側
(
かわ
)
ではSH
氏
(
し
)
の
夫人
(
ふじん
)
らしい、ちら/\
動
(
うご
)
く
星
(
ほし
)
のやうな
目
(
め
)
の
極
(
きわ
)
めて
凉
(
すゞ
)
しい
人
(
ひと
)
が、
無邪気
(
むじやき
)
な
表情
(
へうぜう
)
をしてゐるのが
目
(
め
)
についた。
私
(
わたくし
)
の
脇
(
わき
)
にゐるお
転婆
(
てんば
)
さんが
彼女
(
かのじよ
)
を
讃
(
ほ
)
めてゐた。
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
多分
(
たぶん
)
彼等
(
かれら
)
に
取
(
と
)
つては
楽
(
たの
)
しい一
夜
(
や
)
であるべき
筈
(
はず
)
だつたのであらうが
唖
(
おし
)
のやうに
黙
(
だま
)
りこくつた
我々
(
われ/\
)
の
苦
(
にが
)
い
表情
(
へうぜう
)
と
無愛相
(
ぶあいそう
)
な
態度
(
たいど
)
とが、
如何
(
いか
)
に
彼等
(
かれら
)
を
失望
(
しつぼう
)
させたかは、
想像
(
そうぞう
)
に
余
(
あま
)
りあるものであつた。
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
“表情”の解説
表情(ひょうじょう)とは、感情や情緒を、外見や身振りなどに出し表す行為、あるいは現れたもの。
(出典:Wikipedia)
表
常用漢字
小3
部首:⾐
8画
情
常用漢字
小5
部首:⼼
11画
“表情”で始まる語句
表情的
表情筋
表情遊戯