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ひっそ
ふりがな文庫
“ひっそ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
寂
40.0%
引添
20.0%
密
13.3%
寂然
6.7%
粛然
6.7%
蕭条
6.7%
蕭然
6.7%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寂
(逆引き)
そうしてもうそうなると、水足が早くなって、小銀が、姉さん、姉さんッて聞く内に、乳の下まで着いたんだよ。山の中は
寂
(
ひっそ
)
りして、鳥の声も聞えない。
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ひっそ(寂)の例文をもっと
(6作品)
見る
引添
(逆引き)
心懸けの
好
(
い
)
い、
実体
(
じってい
)
もので、身が定まってからも、こうした御機嫌うかがいに出る志。お
主
(
しゅう
)
の娘に
引添
(
ひっそ
)
うて、身を固めて
行
(
ゆ
)
く
態
(
ふり
)
の、その円髷の
大
(
おおき
)
いのも、かかる折から頼もしい。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ひっそ(引添)の例文をもっと
(3作品)
見る
密
(逆引き)
膝なる
俤
(
おもかげ
)
、
背
(
せな
)
なる髪、柳と梅としめやかに、濡れつつ、しばし
密
(
ひっそ
)
とせり。
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ひっそ(密)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
寂然
(逆引き)
囃子の音
止
(
や
)
み
寂然
(
ひっそ
)
となりぬ。粛然として身を返して、三の松を過ぎると見えし、くるりと
捲
(
ま
)
いたる揚幕に吸わるるごとく舞込みたり
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
今宵
(
こよい
)
もまたしかならむ、と戸に耳を附けて聞くに、ただ
寂然
(
ひっそ
)
としたれば、
可
(
よ
)
し、また抜足して二足三足ぞ
退
(
の
)
きたる。
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ひっそ(寂然)の例文をもっと
(1作品)
見る
粛然
(逆引き)
文三は耳を
聳
(
そばだ
)
てた。
匇
(
いそが
)
わしく縁側を通る人の足音がして、暫らくすると
梯子段
(
はしごだん
)
の下で洋燈をどうとかこうとか云うお鍋の声がしたが、それから後は
粛然
(
ひっそ
)
として
音沙汰
(
おとさた
)
をしなくなった。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
ひっそ(粛然)の例文をもっと
(1作品)
見る
蕭条
(逆引き)
田口の玄関はこの間と違って
蕭条
(
ひっそ
)
りしていた。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ひっそ(蕭条)の例文をもっと
(1作品)
見る
蕭然
(逆引き)
艸花
(
くさばな
)
立樹
(
たちき
)
の風に
揉
(
も
)
まれる音の
颯々
(
ざわざわ
)
とするにつれて、しばしは人の心も騒ぎ立つとも、
須臾
(
しゅゆ
)
にして風が
吹罷
(
ふきや
)
めば、また
四辺
(
あたり
)
蕭然
(
ひっそ
)
となって、軒の
下艸
(
したぐさ
)
に
集
(
すだ
)
く虫の
音
(
ね
)
のみ独り高く聞える。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
ひっそ(蕭然)の例文をもっと
(1作品)
見る
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