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寂然
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ひっそ
ふりがな文庫
“
寂然
(
ひっそ
)” の例文
囃子の音
止
(
や
)
み
寂然
(
ひっそ
)
となりぬ。粛然として身を返して、三の松を過ぎると見えし、くるりと
捲
(
ま
)
いたる揚幕に吸わるるごとく舞込みたり
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
今宵
(
こよい
)
もまたしかならむ、と戸に耳を附けて聞くに、ただ
寂然
(
ひっそ
)
としたれば、
可
(
よ
)
し、また抜足して二足三足ぞ
退
(
の
)
きたる。
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
驚きてわが走り寄る時、
遁路
(
にげみち
)
あきたれば潜り抜けて、猫は飛び出で、遠く走る音して
寂然
(
ひっそ
)
となりたり。
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“寂然”の意味
《形容動詞》
ひっそりとして寂しいさま。静かなさま。
(出典:Wiktionary)
“寂然”の解説
寂然(じゃくせん/じゃくねん)は、平安時代後期の僧・貴族・歌人。俗名は藤原 頼業(ふじわら の よりなり)。藤原北家長良流、丹後守・藤原為忠の四男。官位は従五位下・壱岐守。(諸説あり不詳)
(出典:Wikipedia)
寂
常用漢字
中学
部首:⼧
11画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“寂然”で始まる語句
寂然定