“ねんすう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
年数50.0%
年數50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年数ねんすうふるいものほど、はながたくさんくのだそうだ。」
黒いちょうとお母さん (新字新仮名) / 小川未明(著)
自分じぶんでは一さい夢中むちゅうで、さほどにながいともおぼえませんでしたが、あとでおじいさまからうかがいますと、わたくし岩屋いわや修行しゅぎょう現世げんせ年数ねんすうにして、ざっと二十年余ねんあまりだったとのことでございます。
ぴつたりめたふすままい……臺所だいどころつゞくだゞつぴろ板敷いたじきとのへだてる……出入口ではひりぐちひらきがあつて、むしや/\といはらんゑがいたが、年數ねんすうさんするにへず、で深山みやまいろくすぼつた、引手ひきてわき
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
余は子規しきいたをたつた一枚持つてゐる。亡友の記念かたみだと思つて長い間それを袋の中に入れて仕舞つて置いた。年數ねんすうつにれて、ある時はまるで袋の所在を忘れて打ち過ぎる事も多かつた。
子規の画 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)