“つゝこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
突込88.9%
衝込11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もしかして案内あんないするとり方角はうがく間違まちがへて、鳥屋とやあみにでもかゝらうものなら、いてとりなんありましてもみなおなじやうにそのあみくび突込つゝこんでしまひます。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
かれはそれから大籠おほかご落葉おちばつかして茶釜ちやがました突込つゝこんだ。與吉よきちそばからちひさなつかんでげた。卯平うへいあしもとにははひおほうて落葉おちば散亂さんらんした。落葉おちば卯平うへい衣物きものにもとまつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
と訊くと、独身哲学者はもじや/\した頭の毛に掌面てのひら衝込つゝこんで、智慧ちゑを駆り出しでもするやうに其辺そこらを掻き廻した。
味噌汁をこしらへるのに、味噌の煮え立つ前に、すべつこい焼石やけいしなべ衝込つゝこむものがある。かうすると味噌がはつと吃驚びつくりして、その瞬間に所謂いはゆる味噌の味噌臭い匂ひがくなつて、真実ほんとうの味となる。