“ぢう/\”の漢字の書き方と例文
語句割合
重々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
したる段重々ぢう/\不屆ふとゞき至極のやつなり入牢申付るしばれと有ければ同心共立懸たちかゝり高手小手にいましめたりける夫より憑司が村長を退きしことを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
はつ口惜くやしくかなしくなさけなく、くちかれぬほど込上こみあぐなみだ呑込のみこんで、これはわたしわる御座ござんした、堪忍かんにんをしてくたされ、おりき親切しんせつこゝろざしてれたものをすて仕舞しまつたは重々ぢう/\わる御座ございました
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
殺し金子きんす五百兩うばひ取其のちなほ同所どうしよにて三五郎をも殺害せつがひ致し候段重々ぢう/\不屆至極ふとゞきしごくに付町中まちぢう引廻ひきまはしのうへ千住小塚原に於て獄門ごくもんおこなふ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
其方儀そのはうぎおもき役儀をも勤ながら百姓九郎兵衞より賄賂わいろの金銀をうけそれため不都合ふつがふの吟味に及びつみなき九助を一たん獄門ごくもんに申付候條重々ぢう/\不屆至極ふとゞきしごくに付大小取上とりあげ主家しうか門前拂もんぜんばらひ申付る
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)