“あつあつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
厚々25.0%
暑々25.0%
熱々25.0%
重々25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あさは農家がめいめいの畠に栽培し、入用があれば多く作るから、さまで原料の節約をするにはおよばず、いっぽう働く人たちの衣類としては、むしろ太い糸で厚々あつあつ
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「ああ、暑々あつあつ。」
駈落 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
さあそれからは、ここを痴戯ちぎの池として、鴛鴦えんおうの濡れ遊ばない日はなかった。西門慶も熱々あつあつに通ってくるが、むしろ金蓮こそ今は盲目といっていい。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
食机おしきの上に盆鉢わんばちが並び、そこに馳走の数々が盛られ、首長の瓶子へいしには酒が充たされ、大さかづきが添えられてあり、それらの前に刺繍を施したしとねが、重々あつあつと敷かれてあったからである。
弓道中祖伝 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)