“おもおも”の漢字の書き方と例文
語句割合
重々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浪打際なみうちぎわ綿わたをばつかねたような白い波、波頭なみがしらあわを立てて、どうとせては、ざっと、おうように、重々おもおもしゅう、ひるがえると、ひたひたと押寄せるが如くに来る。
星あかり (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「おまえは、わしたことがない。けれど、空想くうそうしたことはあったはずだ。おまえはわしをなんとおもうのだ。」と、おじいさんは、重々おもおもしい口調くちょうでいいました。
銀のつえ (新字新仮名) / 小川未明(著)
いろりの一方の側には、重々おもおもしく、しかし贅沢に装幀した本が、幾段にも棚にならんでいた。