“たつきち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
辰吉50.0%
達吉50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なかには、いえほうはしっていったものもあります。ただ、したには、辰吉たつきちのはいていたちいさなげたが、二つのこっているばかりでありました。
木に上った子供 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あるところに、辰吉たつきちという少年しょうねんがありました。辰吉たつきちは、ちいさな時分じぶんに、ちちははわかれて、おばあさんのそだてられました。
木に上った子供 (新字新仮名) / 小川未明(著)
いつであったか、辰吉たつきちは、おばあさんから、人間にんげんというものはんでしまえば、みんなてんのぼって、ほしになってしまうものだといていました。
木に上った子供 (新字新仮名) / 小川未明(著)
勇蔵ゆうぞうわってあかぼうりをしながら、ボールをていた達吉たつきちみみへも、一人ひとり子供こどもんできて、伯父おじ災難さいなんらせました。
僕はこれからだ (新字新仮名) / 小川未明(著)
達吉たつきち伯父おじさんは、あたらしくつくってきた、ぴかぴかひかるブリキのといをのきしたててみて、雨水あまみずながれる勾配こうばいはかっていました。
僕はこれからだ (新字新仮名) / 小川未明(著)
達吉たつきちは、父親ちちおや戦死せんししてから、戦争せんそうにいった兵隊へいたいさんにたいして、なんとなくいいしれぬしたしみをもつようになったのでした。
僕はこれからだ (新字新仮名) / 小川未明(著)