辰吉たつきち)” の例文
なかには、いえほうはしっていったものもあります。ただ、したには、辰吉たつきちのはいていたちいさなげたが、二つのこっているばかりでありました。
木に上った子供 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あるところに、辰吉たつきちという少年しょうねんがありました。辰吉たつきちは、ちいさな時分じぶんに、ちちははわかれて、おばあさんのそだてられました。
木に上った子供 (新字新仮名) / 小川未明(著)
いつであったか、辰吉たつきちは、おばあさんから、人間にんげんというものはんでしまえば、みんなてんのぼって、ほしになってしまうものだといていました。
木に上った子供 (新字新仮名) / 小川未明(著)