“せいげん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
清玄34.8%
制限17.4%
勢源17.4%
誓言13.0%
正言8.7%
聖言4.3%
清厳4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが江戸じゅうの噂になったので、狂言作者の名人南北がそれを清玄せいげん桜姫のことに仕組んで、吉田家の息女桜姫が千住せんじゅの女郎になるという筋で大変当てたそうです。
半七捕物帳:26 女行者 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
主人しゆじん時間じかん制限せいげんのないひとえて、宗助そうすけが、成程なるほどとか、うですか、とかつてゐると、何時いつまではなしてゐるので、宗助そうすけやむ中途ちゆうとがつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
またの名を外他通家とだみちいえといい、まったく社会からは忘れられている、富田入道勢源せいげんの正しい道統をうけついで
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「どんな誓言せいげんでも立てさせます」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
呼出よびいだしなば手懸にも相成べし此旨心得置べし此度の儀は國家こくかの一大事家の安危あんきなるぞ急げ/\途中は金銀ををしむな喩にも黄金とぼしければ交りうすしと云へり女子によしと小人は養ひ難しとの聖言せいげん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
側近そばちかよびて申樣汝に遺言ゆゐごんする事あり明朝は忠右衞門も予と共に切腹せつぷく致せば予がなきあとは三日をまたず其方ならびに次右衞門三五郎はたう御役宅おやくたくへ奉公すべし必らず忠臣ちうしん二君につかへずとの聖言せいげん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
この歌は叙景歌として、しっとりと落着いて、重厚にして単純、清厳せいげんとも謂うべき一首の味いである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)