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清玄
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せいげん
ふりがな文庫
“
清玄
(
せいげん
)” の例文
すつかり
逆上
(
のぼせ
)
て居たのが、お主の伜が一と足先へチヨツカイを出して、今では庵室の
清玄
(
せいげん
)
見たいになつて居ますぜ
銭形平次捕物控:186 御宰籠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それが江戸じゅうの噂になったので、狂言作者の名人南北がそれを
清玄
(
せいげん
)
桜姫のことに仕組んで、吉田家の息女桜姫が
千住
(
せんじゅ
)
の女郎になるという筋で大変当てたそうです。
半七捕物帳:26 女行者
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「
行燈
(
あんどん
)
のそばに、
立
(
たて
)
ひざをして、横むきだったら、菊五郎の庵室の
清玄
(
せいげん
)
だね。」
旧聞日本橋:06 古屋島七兵衛
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
吉田国五郎の人形芝居は例へば
清玄
(
せいげん
)
の
庵室
(
あんしつ
)
などでも、血だらけな清玄の幽霊は
大夫
(
たいふ
)
の
見台
(
けんだい
)
が二つに割れると、その中から姿を現はしたものである。
寄席
(
よせ
)
の広瀬も焼けてしまつたであらう。
本所両国
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「それは又錢形にも似氣ない、——お孃さんがあんなに綺麗だから、町内にも氣のある者は三人や五人ぢやなかつたが、その中でも飛んだ
清玄
(
せいげん
)
が一人あつたのだよ」
銭形平次捕物控:203 死人の手紙
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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清玄
(
せいげん
)
を
散髪
(
ざんぎり
)
に書きかえたような三幕物、その主人公の教心という僧を上京中の
鴈治郎
(
がんじろう
)
がつとめていたが、名題の“土産”の二字を一字にして、土偏に産の字をつけたのは珍らしいといわれた。
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
庵室の
清玄
(
せいげん
)
のように痩せ細って、
腑甲斐
(
ふがい
)
なくもお綾のおもかげを追い続けましたが、困ったことに人間は自分の思うがままの夢ばかりは見られず、
唯
(
ただ
)
身を焼く懊悩に委ね切って
奇談クラブ〔戦後版〕:04 枕の妖異
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
清水寺の
清玄
(
せいげん
)
見たいで、私はあんな人は大嫌ひ
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
清
常用漢字
小4
部首:⽔
11画
玄
常用漢字
中学
部首:⽞
5画
“清”で始まる語句
清
清々
清水
清浄
清冽
清楚
清潔
清元
清洲
清明