“勢源”の読み方と例文
読み方割合
せいげん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「天真正伝神道流」の流祖、飯篠長威斎家直いいざきちょういさいいえなおが当時東国第一の兵法者とされているのに対して、富田勢源せいげんが西に対立してならび称されて居たものである。
巌流島 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
またの名を外他通家とだみちいえといい、まったく社会からは忘れられている、富田入道勢源せいげんの正しい道統をうけついで
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たとえば、この京都だけにも、黒谷には、越前浄教寺村から出た富田勢源せいげんの一門があるし、北野には小笠原源信斎、白河には、弟子はもたぬが、伊藤弥五郎一刀斎が住んでおる
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)