“せいごん”の漢字の書き方と例文
語句割合
誓言100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一つには誓言せいごんの手前もある。そうしてまた一つには、——己は復讐を恐れると云った。それも決して嘘ではない。しかしその上にまだ何かある。
袈裟と盛遠 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
かくて直ちに清兵衛が嫡子を召され、御前においてさかずきを申付けられ、某は彼者かのものと互に意趣を存ずまじきむね誓言せいごんいたし候。
興津弥五右衛門の遺書 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
それは手前が本尊阿弥陀如来の前で誓言せいごん立てても苦しゅうござらぬ。たとい何人なんぴとがなんと申そうとも、左様の儀は……
半七捕物帳:22 筆屋の娘 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)