誓言せいげん)” の例文
主君のためによきことならば、自分は独りぬきんでても申上げる、相談のうえなどという迂遠うえん誓言せいげんはできない。
「どんな誓言せいげんでも立てさせます」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
港八九は成就じょうじゅいたり候得共そうらえども前度せんどことほか入口六ヶ敷候むずかしくそうろうに付増夫ましぶ入而いれて相支候得共あいささえそうらえども至而いたって難題至極ともうし此上は武士之道之心得にも御座候得そうらえば神明へ捧命ほうめい申処もうすところ誓言せいげんすなわち御見分のとおり本意ほんいとげ候事そうろうこと一日千秋の大悦たいえつ拙者せっしゃ本懐ほんかいいたり死後御推察くださるべくそうろう 不具ふぐ
海神に祈る (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)