“すゐしやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:スヰシヤウ
語句割合
水晶68.2%
水精13.6%
水漿9.1%
推奬4.5%
水上4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのいはとうさんに、彼處あそこ御覽がらん、こゝを御覽ごらん、とひまして、半分はんぶんつちのついた水晶すゐしやうがそこいらにらばつてるのをしてせました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
其目からは、珠数の水精すゐしやうのやうな涙が落ちた。其からと言ふものは、来る日も/\此元興寺の縁起文を手写した。内典・外典其上に又、大日本おほやまとの人なる父の書いたもん
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
銀缾ぎんぺいたちまち破れて 水漿すゐしやうほとばし
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これも、えら婦人ふじん傳記でんきとほり、著者ちよしや讀者どくしや婦人ふじんだといふことは、かならずしも、書物しよもつよりも推奬すゐしやうすべき理由りいうにはなりさうもない。
読書の態度 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
えら婦人ふじん傳記以外でんきいぐわいに、屡々しば/\婦人ふじん讀物よみものとして推奬すゐしやうされるのは、婦人ふじんいた書物しよもつである。
読書の態度 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
本草ほんざうあんずるに、石蚕せきさん一名を沙虱すなしらみといふもの山川の石上につきまゆをなし、春夏羽化うくわして小蛾せうがとなり、水上すゐしやうに飛ぶといへり。くだんのさかべつたうは渋海川の石蚕せきさんなるべし。