“しゆき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シユキ
語句割合
酒氣75.0%
酒気25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御米およね小六ころく憮然ぶぜんとしてゐる姿すがたて、それを時々とき/″\酒氣しゆきびてかへつてる、何所どこかに殺氣さつきふくんだ、しかもなにしやくさはるんだかわけわからないでゐてはなは不平ふへいらしい小六ころく比較ひかくすると
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
小六ころくちやすこ躊躇ちうちよしてゐたが、あにからまた二聲ふたこゑほどつゞけざまにおほきなこゑけられたので、やむひく返事へんじをして、ふすまからかほした。其顏そのかほ酒氣しゆきのまだめないあかいろふちびてゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
きよろ/\四辺あたりを見廻して居たがほつ酒気しゆきを吐き、舌打して再び内によろめき込んだ。
空知川の岸辺 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)