“さけけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
酒気100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「はあ、」と言って、梅次は、団扇うちわを下に、胸をすっと手をいた。が、黒繻子くろじゅす引掛ひっかけ結びの帯のさがりをななめすべる、指の白さも、団扇の色の水浅葱みずあさぎも、酒気さけけの無い、寂しい茶の間に涼し過ぎた。
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これは私たちのように、酒気さけけがあったのでは決してない。
木の子説法 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)