“しゅうしゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蒐集62.4%
啾々15.4%
収拾8.5%
舟楫3.4%
拾収1.7%
習々1.7%
集輯1.7%
䬒々0.9%
啾啾0.9%
愁々0.9%
(他:3)2.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
成るほど狡獪こうかいなる霊界人が、欺瞞の目的をもって、細大の歴史的事実を蒐集しゅうしゅうし得ないとは言われない。
そういう幕府には市場に流通する一切の古い金貨を蒐集しゅうしゅうして、それを改鋳するだけの能力も信用もなかったからで。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
離ればなれの乾雲丸と坤竜丸が、家ののきも三寸下がるという丑満うしみつのころになると、啾々しゅうしゅうとしてむせび泣く。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
ここでは必然に、後鳥羽の鬼魂きこんともいえる啾々しゅうしゅうの松かぜに明け暮れのお誓いを吹きがれずにはいられなかった。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし……です。かかる時代を収拾しゅうしゅうする大器量は、かならず天のお選びによって、どこかに用意されてあるものです。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いかんせん、かかることは、機密に運ばねば成り難い。事洩れては、全軍に不穏をよび、はては狂気の沙汰になる。収拾しゅうしゅうがつかぬ」
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もしそうするなら、京からは琵琶湖びわこ舟楫しゅうしゅうと陸路の便とを兼ね備えた上に、背後の敵の三井寺みいでらも眼中に入れる要はないのであった——。
比叡 (新字新仮名) / 横光利一(著)
そして、その周辺の四川山海の自然をことごとく取入れて、景勝けいしょうあんじ、攻守の難易、経営の利害を考え、兵馬の出入、車馬舟楫しゅうしゅうの利便に応じ、本丸、山里丸、二の丸、三の丸などのほか
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これ勝伯が一しんを以て万死ばんしの途に馳駆ちくし、その危局ききょく拾収しゅうしゅう
「殿ッ、殿ッ。——一刻もはやくこの場をお落ちなされませッ。乱れ立ったる味方、気負いぬく敵、拾収しゅうしゅうはつきませぬ。無念ながら一先ずここは」
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夜風が空を渡っていた。木立に中って習々しゅうしゅうと鳴った。それが彼には子守唄に聞こえた。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
闇ばかりが拡がっていた。習々しゅうしゅうと夜風が吹いていた。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
季題というものの集輯しゅうしゅう排列がやや整備したものになっている現状であります。
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
おもしろい事には仏人ルネ・モーブラン(René Maublanc)がその著 Haïkaï において仏人のいわゆるハイカイを集輯しゅうしゅうしたものの序文に、自分が何ゆえにこれを企てたかの理由を説明している言葉の中に
俳諧の本質的概論 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
一天の星色次第にあらたまり、水颯々、くも䬒々しゅうしゅう、ようやく風が立ち始めてきた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
離ればなれの乾雲丸と坤竜丸とが、家ののきも三寸さがるという丑満うしみつのころになると、啾啾しゅうしゅうとむせび泣く。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
思わずむせばす声が、愁々しゅうしゅうとしてはらわたを掻きむしるように、小舟の内からあたりの闇へ洩れて行った。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
峡中の美橋、美恵みえ橋が現れて来た。一名ふんどし橋というのがそれだ。褌の節約と馬糞ばふん拾集しゅうしゅうとから得た利益を積み立てて架橋したのが大正三年の洪水で流出した。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
嵐もよいの湫々しゅうしゅうとした潮風が強く吹いていて、あんなにあこがれて来た私の港の夢はこっぱみじんに叩きこわされてしまった。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
わらじを着けて花枝をたずさえ、舟揖しゅうしゅうをうかべて蛤蜊こうりをひろう。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)