愁々しゅうしゅう)” の例文
思わずむせばす声が、愁々しゅうしゅうとしてはらわたを掻きむしるように、小舟の内からあたりの闇へ洩れて行った。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)