“愁々乎”の読み方と例文
読み方割合
しゅうしゅうこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後れ毛の二、三本へばりついた横顔は、凄いほどの美人である。思わず伝二郎はふるえながらも固唾かたずを呑んだ。と、虫の鳴くような細い音が、愁々乎しゅうしゅうことして響いて来た。始めは雨垂れの余滴かと思った。