“しうしう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
啾々50.0%
啾啾50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜々綢繆ちうびうの思ひ絶えざる彷彿はうふつ一味の調は、やがて絶海の孤島に謫死てきししたる大英雄を歌ふの壮調となり五丈原頭ごぢやうげんとう凄惨せいさんの秋をかなでゝは人をして啾々しうしう鬼哭きこくに泣かしめ、時に鏗爾かうじたる暮天の鐘に和して
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
潮にみなぎる鬼哭きこく啾々しうしう
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
君自身これが染上そめあげをたすけ、君自身これを赤大根とののしる、無情なるも亦甚しいかな。君け、啾啾しうしう赤大根のこく、文壇の夜気を動かさんとするを。然れども古人言へることあり。
八宝飯 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
先生が俊爽しゆんさうの才、美人を写して化を奪ふや、太真たいしん閣前かくぜん牡丹ぼたん芬芬ふんふんの香を発し、先生が清超の思、神鬼を描いて妙に入るや、鄒湛すうたん宅外、楊柳に啾啾しうしうの声を生ずるはすでに天下の伝称する所
「鏡花全集」目録開口 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)