“げんご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
言語59.1%
源語13.6%
源吾9.1%
原語4.5%
源五4.5%
弦吾4.5%
閑居4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あね小柄こがらの、うつくしいあいらしいからだかほ持主もちぬしであつた。みやびやかな落着おちついた態度たいど言語げんごが、地方ちはう物持ものもち深窓しんそうひととなつた処女しよぢよらしいかんじを、竹村たけむらあたへた。
彼女の周囲 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
真中に鈴白すずしろの札立てたるは葉五、六寸ばかりの赤蕪あかかぶらにてくれないの根を半ば土の上にあらはしたるさまことにきはだちて目もさめなん心地する。『源語げんご』『枕草子まくらのそうし』などにもあるべきおもむきなりかし。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
とだけ、ささやくように云ってれた。そして兄の源吾げんごはいつものむぞうさな調子で
日本婦道記:藪の蔭 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
通常これを標準、規範、かたなどと訳しているけれども、この訳語にては他の文字と混同するおそれがあるから、僕は原語げんごのままにノルムという字をもちいたいと思う。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
理想という原語げんごを行為に翻訳するのである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
「おうわかった——北国勢の敗軍であろうとは、ここからながめても、およそ見当がついていた。源五げんご、ごくろうだった。また用があったらしょうを吹くから……」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「おう、源五げんごか」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と大声で叫んだのは、客席のQX30の弦吾げんごだった。
間諜座事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
寂然じゃくねんとして閑居げんごし、林野に安処せり
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)