“げんぎよ”の漢字の書き方と例文
語句割合
言語100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
言語げんぎよには尋常女子の敢て口にせざることばがあり、挙措きよそには尋常女子の敢て作さざる振舞があつた。たかはつねに磯野勝五郎、小野富穀ふこくともがらと酒を飲んで快談した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
ステパンがこの天使のやうな純潔な処女心をとめごころを、うかとした挙動や言語げんぎよで傷るやうな事があつてはならぬと心配して、特別な優しさと用心深さとを以て話を為掛しかけてゐると、マリイは伏目になつたり
言語げんぎよには東北の訛がある。此ぢゞを連れて本堂の北方にある墓地に入つて、街に近い西の端から捜しはじめた。西北隅は隣地面の人が何やら工事を起して、土を掘り上げてゐる最中である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)