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源語
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げんご
羅子、
水滸を
撰して、三世
唖児を
生み、
紫媛、
源語を
著して、一旦悪趣に
堕つるは、
蓋し
業のために
偪らるるところのみ。
真中に
鈴白の札立てたるは葉五、六寸ばかりの
赤蕪にて
紅の根を半ば土の上にあらはしたるさま
殊にきはだちて目もさめなん心地する。『
源語』『
枕草子』などにもあるべき
趣なりかし。
閨、いや、
寢床の
友の、——
源語でも、
勢語でもない、
道中膝栗毛を
枕に
伏せて、どたりとなつて、もう
鳴きさうなものだと
思ふのに、どこかの
樹の
茂りへ
顯はれない
時は、
出來るものなら