“くわいひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
回避57.1%
會費14.3%
会費14.3%
廻飛14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不断ふだん今頃いまごろもううちかへつてゐるんだらう。此間このあひだ僕がたづねた時は大分だいぶおそかつた様だが」と聞いた。すると、平岡は矢張やはり問題を回避くわいひする様な語気で
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
くわいは——會費くわいひ九圓九十九錢きうゑんきうじふきうせんなるに起因きいんする。震災後しんさいご多年たねん中絶ちうぜつしてたのが、頃日このごろ區劃整理くくわくせいりおよばず、工事こうじなしに復興ふくこうした。
九九九会小記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
仔細しさいいて、めうよわはう味方みかたする、江戸えど連中れんぢうが、わたし會費くわいひすよ、あたいだつて。
九九九会小記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そこで、今迄いまゝで毎月まいげつ三銭さんせんかの会費くわいひであつたのが、にはかに十せん引上ひきあげて、四六ばん三十二ページばかり雑誌ざつしこしらへる計画けいくわくで、なほひろく社員を募集ぼしうしたところ、やゝめいばかりたのでした
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
我等皆心織筆耕しんしきひつかうの徒、市に良驥りやうきの長鳴を聞いて知己を誇るものに非ずといへども、野に白鶴の廻飛くわいひを望んで壮志をせること幾回なるを知らず。一朝天風妖氛えうふんを払ひ海内の文章先生に落つ。
「鏡花全集」目録開口 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)