“かきまは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
掻𢌞71.4%
掻廻28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お定は馬に乾秣やたつて鹽水に掻𢌞かきまはしてつて、一擔ぎ水を汲んで來てから夕餉の膳に坐つたが、無暗に氣がそはそはしてゐて、麥八分の飯を二膳とは喰べなかつた。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
があたつてあたたかさうな、あかる腰障子こししやうじうちに、前刻さつきからしづかにみづ掻𢌞かきまは氣勢けはひがしてたが、ばつたりといつて、下駄げたおと
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
余等よらもつと興味きやうみゆうして傾聽けいちやうしたのは、權現臺貝塚ごんげんだいかひづか歴史れきしであつて、最初さいしよ野中のなかくわん發見はつけんしたのを、ふかしてたので、其頃そのころ發掘はつくつをせずとも、表面ひやうめんをチヨイ/\掻廻かきまはしてれば、土偶どぐう
好むことはにはとりにもたりと云程のことなれば近來ちかごろ家内かない不取締ふとりしまりは勿論なり故に何事によらず番頭久兵衞が一人にて宜樣よきやう掻廻かきまはして居ければ終に又昔しの惡心あくしん再發さいはつなし此度文右衞門がしちの一件とても己が氣儘きまゝに取計らはんとし又主人の金子百兩を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)