“かきまわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
掻廻88.5%
攪廻7.7%
掻回3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ト日があたってあたたたかそうな、あかる腰障子こししょうじの内に、前刻さっきから静かに水を掻廻かきまわ気勢けはいがして居たが、ばったりといって、下駄げたの音。
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
源「いえ何ういたしまして、年をった職人などは攪廻かきまわしながら水涕みずッぱなたらすこともありますから、決して左様なことは致させません、わたくし如何いかようにも工夫をいたします」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
手桶ておけに五六ぱい流しといて、といの水を引きながら湯かき棒で掻回かきまわそうとした時です。棒の先にぬらりと黒い物がからんできた。と、それに続いて、大きな白い影がゆらりと動いた。
浴槽 (新字新仮名) / 大坪砂男(著)