“いつさく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一策50.0%
逸作50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いまこの厄難やくなんさいして、吾等われらみちたゞ二つある、その一つは、何事なにごと天運てんうんあきらめて、電光艇でんくわうていともこの孤島はなれじま朽果くちはてること——しかしそれは何人なんぴとのぞところではありますまい——一策いつさくほかでも
後檣縱帆架ガーフひるがへはたは、まだ朦乎ぼんやりとして、何國いづこ軍艦ぐんかんともわからぬが、いまや、團々だん/\たる黒煙こくゑんきつゝ、なみ蹴立けたてゝ輕氣球けいきゝゆう飛揚ひやうせる方角ほうがく進航しんかうしてるのであつた。此時このときわたくしきふ一策いつさくあんじた。
此處こゝ一策いつさくがあるよ。』とわたくし一同いちどうむかつたのである。