“あんざん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
安産37.5%
鞍山37.5%
暗算12.5%
諳算12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其年九月のはじめ安産あんざんしてしかも男子なりければ、掌中てのうちたまたる心地こゝちにて家内かないよろこびいさみ、産婦さんふすこやか肥立ひだち乳汁ちゝも一子にあまるほどなれば小児せうに肥太こえふと可賀名めでたきなをつけて千歳ちとせ寿ことぶきけり。
浴泉よくせんす奉天省の鞍山あんざんのうしろの背のみ見ゆるところに
著者ちよしやごときはそれが常習じようしゆうとなつてゐるので、夜間やかん熟睡じゆくすいしてゐるときでも地震ぢしんにより容易ようい覺醒かくせいし、ゆめうつゝの境涯きようがいにありながらみぎ時間じかん暗算あんざんとうにとりかかるくせがある。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
まへべたとほり、初期微動しよきびどう繼續時間けいぞくじかん震原距離しんげんきより計算けいさん利用りようられる。この繼續時間けいぞくじかん正確せいかくなるあたひ地震計ぢしんけい觀測かんそくによつてはじめてわかることであるけれども、概略がいりやくあたひ暗算あんざんによつてもる。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
で、これまでの俸給のすべてを貯蓄していたらば、いくらいくらになっていたのにと、諳算あんざんをしながら、山を下って学校へ行った。
入江のほとり (新字新仮名) / 正宗白鳥(著)