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『I駅の一夜』
ふりがな文庫
『
I駅の一夜
(
アイえきのいちや
)
』
まだ戦争中の話である。 三月十日の未明、本所深川を焼いたあの帝都空襲の余波を受けて、盛岡の一部にも火災が起きた。丁度その時刻には、私は何も知らずに、連絡船の中でぐっすり寝ていた。 青森に着いても何事も知らされず、いつものように乗客は先を争っ …
著者
中谷宇吉郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「世界」1946(昭和21)年2月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約15分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
上
(
た
)
冷
(
つめた
)
御所
(
おところ
)
燈火
(
とうか
)
白
(
しら
)
御出
(
おい
)
旧
(
ふる
)
宿
(
しゅく
)
果
(
はた
)
付
(
つき
)
相宿
(
あいやど
)
盲
(
めくら
)
真中
(
まんなか
)
目白
(
めじろ
)
真暗
(
まっくら
)
盛岡
(
もりおか
)
紺絣
(
こんがすり
)
要
(
い
)
綺麗
(
きれい
)
蒲団
(
ふとん
)
蔭
(
かげ
)
此処
(
ここ
)
註文
(
ちゅうもん
)
諦
(
あきら
)
足許
(
あしもと
)
身体
(
からだ
)
辿
(
たど
)
遭
(
あ
)
鍵
(
かぎ
)
闇
(
やみ
)
雑沓
(
ざっとう
)
風邪
(
かぜ
)
餅
(
もち
)
御喋
(
おしゃべ
)
不躾
(
ぶしつけ
)
不馴
(
ふな
)
但
(
ただ
)
何処
(
どこ
)
何卒
(
どうぞ
)
余燼
(
よじん
)
僅
(
わず
)
其処
(
そこ
)
坐
(
すわ
)
寝
(
やす
)
幽
(
かす
)
生憎
(
あいにく
)
恰好
(
かっこう
)
戴
(
いただ
)
打切
(
うちき
)
揃
(
そろ
)
暫
(
しばら
)
本所
(
ほんじょ
)
棄
(
す
)
止
(
や
)
深川
(
ふかがわ
)
漸
(
ようや
)
物騒
(
ぶっそう
)