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れうりにん
……
次手に、おなじ
金澤の
町の
旅宿の、
料理人に
聞いたのであるが、
河蝉は
黐を
恐れない。
寧ろ
知らないといつても
可い。
乙下人 はて、うぬが
指を
能う
嘗めぬやうな
奴は
不可ぬ
料理人でござります。それゆゑ
指を
能う
嘗めぬ
奴は
採用げませぬ。
馴れない
料理人が、むしるのに、
幾くらか
鎧皮が
附着いて
居たでせうか。
一口触つたと
思ふと、
舌が
切れたんです。
鬼殻焼を
退治ようと
言ふ、
意気が
壮なだけ
実に
悲惨です。
やい、
汝は
料理人の
老練な
奴を二十
人ばかり
雇うて
來い。
偖て、
店をする、
料理人も
入つて、お
客も
一寸々々ある
事になる。