魚類ぎよるゐ)” の例文
ぐうせしことはなはだあつし小千谷をぢや北越ほくゑつ一市会いつしくわい商家しやうか鱗次りんじとして百物そなはらざることなし。うみる事わづかに七里ゆゑに魚類ぎよるゐとぼしからず。
「はい」是々云々これ/\しか/″\でしたと、灣内わんないであつたいわしやひらめ の優待いうたいから、をきでうけたおほきな魚類ぎよるゐからの侮蔑ぶべつまで、こまごまとなみだもまぢ物語ものがたり
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
いと加之そのうへ田舍ゐなか物固ものがたくして四十九日立ざる中は大精進だいしやうじんにて魚類ぎよるゐを食する事能はずされども半四郎は元來大酒にして又さかなは魚類を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
いま山中さんちゆうむ熊とは違つて、北海道産ほつかいだうさんで、うしても多く魚類ぎよるゐしよくするから、毛が赤いて。甚「へえー、緋縅ひをどしよろひでもひますか。真「よろひぢやアない、魚類ぎよるゐ、さかなだ。 ...
八百屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
石器時代せききじだい器具きぐとて何者なにものすべて石を材料ざいれうとせしには非ず。獸類のほねにてつくりたる物、魚類ぎよるゐほねにて作りたる物等ものらまさしく石器時代の遺跡ゐせきより發見はつけんさるるなり。圖中石皿の右に在るは獸骨器の尖端せんたんなり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
ぐうせしことはなはだあつし小千谷をぢや北越ほくゑつ一市会いつしくわい商家しやうか鱗次りんじとして百物そなはらざることなし。うみる事わづかに七里ゆゑに魚類ぎよるゐとぼしからず。