トップ
>
驟雨
>
にわかあめ
ふりがな文庫
“
驟雨
(
にわかあめ
)” の例文
此時
(
このとき
)
今迄
(
いまゝで
)
は
晴朗
(
うらゝか
)
であつた
大空
(
おほぞら
)
は、
見
(
み
)
る/\
内
(
うち
)
に
西
(
にし
)
の
方
(
かた
)
から
曇
(
くも
)
つて
來
(
き
)
て、
熱帶地方
(
ねつたいちほう
)
で
有名
(
いうめい
)
な
驟雨
(
にわかあめ
)
が、
車軸
(
しやぢく
)
を
流
(
なが
)
すやうに
降
(
ふ
)
つて
來
(
き
)
た。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
学校の
帰途
(
かえるさ
)
、
驟雨
(
にわかあめ
)
に逢えば、四辻から、紺蛇の目で
左褄
(
ひだりづま
)
というのが出て来て、
相合
(
あいあい
)
で手を
曳
(
ひ
)
いて帰るので、八ツ九ツ時分、梓は
酷
(
ひど
)
く男の友人に
疎
(
うとん
)
じられた。
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
池田良斎が答えると、俳諧師は
驟雨
(
にわかあめ
)
にでも逢ったように
身顫
(
みぶる
)
いをして
大菩薩峠:23 他生の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
ずつと
以前
(
いぜん
)
に
溯
(
さかのぼ
)
つて、
弦月丸
(
げんげつまる
)
の
沈沒
(
ちんぼつ
)
當時
(
たうじ
)
の
實况
(
じつけう
)
。
小端艇
(
せうたんてい
)
で
漂流中
(
へうりうちう
)
のさま/″\の
辛苦
(
しんく
)
。
驟雨
(
にわかあめ
)
の
事
(
こと
)
。
沙魚
(
ふか
)
釣
(
つ
)
りの
奇談
(
きだん
)
。
腐
(
くさ
)
つた
魚肉
(
さかな
)
に
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
が
鼻
(
はな
)
を
摘
(
つま
)
んだ
話
(
はなし
)
。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
此
(
この
)
驟雨
(
にわかあめ
)
があつたばかりに、
其後
(
そのゝち
)
深
(
ふか
)
く
天
(
てん
)
の
恩惠
(
おんけい
)
を
感謝
(
かんしや
)
する
時
(
とき
)
が
來
(
き
)
た。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
“驟雨”の意味
《名詞》
驟 雨(しゅうう)
急に降り出し、すぐに止む雨。
(出典:Wiktionary)
“驟雨”の解説
驟雨(しゅう雨、しゅうう, en: rain showers)は、対流性の雲から降る雨のこと。降水強度が急に変化し、降り始めや降り止みが突然で、空間的な雨の分布を見ても変化が大きく散発的であるのが特徴。特に、短時間で止むような一過性の驟雨をにわか雨(俄雨、にわかあめ)という。
(出典:Wikipedia)
驟
漢検1級
部首:⾺
24画
雨
常用漢字
小1
部首:⾬
8画
“驟雨”で始まる語句
驟雨浴
驟雨後
驟雨性
驟雨沛然